Ankerは、2022年7月26日(火)新たな独自充電技術「GaNPrime(ガンプライム)」を発表しました。
新技術「GaNPrime」の特徴は以下の通り。
- 100W以上にも対応する超高出力、そして小型化を実現
- 複数ポートに流動的な電力分配をすることで充電の効率化を可能に
- さらなる安全性を追求
Ankerの新技術「GaNPrime」とは
新技術「GaNPrime」は、従来使用していた一体型の電源ICではなく、分離配置が可能な制御ICとGaNトランジスタを採用。
GaNのリーディングカンパニー5社とのパートナーシップを締結し、各社最先端の電源ICを組み合わせることで熱源を分散するだけでなく、効率的な立体配置が可能となり、生まれた空間を有効活用し、充電器内部のスペースを無駄なく活用することで、回路構造が最適化されています。
この分離配置とPCBA 3D スタッキングの2つを組み合わせることにより、100W以上にも対応する超高出力とさらなる小型化を実現しています。
機器の充電を効率化するPowerIQ 4.0へ進化
接続された機器を即座に認識し、その機器に適した最大のスピードでの充電を可能にするAnker独自技術PowerIQが、充電器の高出力化や周辺機器の多様化に合わせて「PowerIQ 4.0」へ進化し、100W以上の超高出力に対応しています。
PowerIQ 4.0の新機能として、接続された各USB-Cポートで必要な電力を電源ICが毎秒感知し、接続機器がその時に必要な電力に合わせて供給電力を調整する「Dynamic Power Distribution」を搭載。この機能によって電力を最適かつ流動的に配分し続けることで、効率よく機器の充電が可能となっています。
安全性の向上を実現するActiveShield 2.0へ進化
この他、継続的な温度管理機能と出力制御により接続端末を保護する「ActiveShield」が「ActiveShield 2.0」へアップグレード。
温度上昇の監視回数がこれまでの2倍になり、充電器本体が規定の温度に達した場合は、電流 / 電圧の負荷度合いを調節することで、過度の温度上昇を未然に防ぎ安全性の向上を実現しています。
Ankerの新技術を取り入れた新製品の一覧
これら新技術を用いた新製品は、8月末以降より順次発売開始するとのことで、発売される新製品および価格、発売日はそれぞれ以下の通りとなっています。
製品名 | 種類 | 価格 | 発売日 |
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W) | USB急速充電器 | 12,990円 | 8月29日 |
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W) | USB急速充電器 | 14,990円 | 9月中旬 |
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W) | USB急速充電器 | 7,990円 | 8月29日 |
Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W) | バッテリー搭載USB急速充電器 | 14,990円 | 8月29日 |
Anker 727 Charging Station (GaNPrime 100W) | 電源タップ | 12,990円 | 8月29日 |
Anker 615 USB Power Strip (GaNPrime 65W) | 電源タップ | 6,990円 | 8月29日 |
Anker 717 Charger (140W) | USB急速充電器 | 9,990円 | 9月中旬 |
Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000) | モバイルバッテリー | 19,990円 | 9月中旬 |
Anker 765 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル 0.9m / 1.8m (140W) | USB PD 3.1対応ケーブル | 3,990円/4,190円 | 7月26日 |
Anker 767 Portable Power Station (GaNPrime PowerHouse 2048Wh) | ポータブル電源 | ー | 2022年冬 |
Anker 749 Charger (GaNPrime 240W) | USB急速充電器 | ー | 2022年冬 |
なお、140W出力に対応するUSB-C ケーブルは発売開始されており、以下の製品については予約受付が開始されています。
それぞれ個数限定で10%オフとなっているので、欲しい方はお早めにどうぞ。