iFixitが、米国で2024年2月2日に発売開始した「Apple Vision Pro」の分解レポートおよび動画を公開しています。
そのレポートによると、前面のディスプレイにユーザーの目を映し出すEyeSightディスプレイは、OLEDディスプレイ、レンチキュラー層、拡大層の3層で構成されており、角度の異なる2枚の画像をスライスして交互に並べてOLEDディスプレイに表示し、見る角度によって映像が異なるレンチキュラーレンズを利用することで3Dに見えるようになっているとのこと。
カバーガラスは接着されていますが、かなりの時間をかけて熱をかけることで剥がすことが可能。ただし、保護フィルムが剥がれて溶けてしまったとのこと。カバーガラスの重さは34g。なお、この前面ガラスの交換には799ドル(11万8,000円)かかります。
また、外付けバッテリーパックも分解されており、バッテリー容量はiPhone 15 Proの17.3Whの2倍以上の35.9Whとなっている模様。
重量は353gで、Vision Proと合わせると重量は1kgほどになり、バッテリーのケーブルは、付け根の脇にある穴にピンを差し込むと外せるようになっており、大きくしたLightningのようなコネクタが採用されています。
なお、分解レポートは今後、内部ディスプレイ、センサー アレイ、チップ、冷却なども順次公開される予定とのこと。
詳細は動画をご確認ください。
sourceiFixit