Apple Insiderによると、イギリスのスタートアップ会社「Rockley Photonics」がアメリカの証券取引委員会に提出した書類から、Appleとの重要な関係が明らかになっており、この事から早ければ2022年には「Apple Watch」に血糖値モニタリング機能が搭載される可能性があると報じています。
Appleと血液モニターのセンサーを設計する企業との契約が判明
「Rockley Photonics」はイギリスに拠点を置く企業で、赤外線を使って血液をモニターするセンサーを設計しており、このセンサーでは、血糖値やアルコール濃度のモニタリングをすることができると言われています。
今回、同社が公開した決算資料からAppleは同社の数少ない大口顧客の1つであることが判明したとの事です。
「Rockley Photonics」の2つの最大の顧客が、2020年に同社の収益の100%、2019年に99.6%を占めたと主張していますが、Appleが同社の最大または2番目に大きい顧客であるかどうかは不明ではありますが、Appleが大口顧客である事は間違いないようです。
「Rockley Photonics」はAppleと継続的な「供給開発契約」を結んでおり、収入の大部分を引き続き依存すると見込まれ、その収益の大部分は、将来の製品の開発作業のためのエンジニアリング費用から発生するとの事です。
「Apple Watch Series7」から導入か
「Rockley Photonics」のCEOであるAndrewRickman氏は、同社が開発した技術は2022年までに消費者向け製品に組み込まれると予想しているが、それにAppleが関与するかどうかについては明言していません。
以前からAppleは「Apple Watch」に血糖値モニタリングを追加する方法に取り組んでいると言われており「Apple Watch Series7」についての情報の中でこの機能が進行中であると主張しています。
「Apple Watch Series7」はおそらく今年2021年に発売が予想されるため、早ければ「Apple Watch Series7」で、もしくはその次の2022年に発売が予想される「Apple Watch Series8」のいずれかのモデルでこの血糖値モニタリング機能が追加される可能性があると思われます。
Appleは他にも、採血をする事なく皮膚を通してブドウ糖レベルを監視するために使用できるコンポーネントの特許出願にも取り組んでいると情報があり、今後ますます健康管理に役立つ機能が搭載されていく事が期待されます。