Google Japanは、本日(2021年7月15日)さまざまなビジネスにおいて業務効率の向上に活用できる透明ディスプレイを備えた小型軽量のメガネ型ウェアラブルデバイス「Glass Enterprise Edition 2」を2021年8月10日より法人向けに国内で販売開始することを発表しました。
Googleの軽量メガネ型ウェアラブルデバイス「Glass Enterprise Edition 2 」発売開始
「Glass Enterprise Edition 2 」は、よりスマートに、より速く、より安全に従業員が作業できるようにするウェアラブルデバイスで一日中快適に着用できるよう46gという軽量に設計され、物流から製造、フィールドサービスなどのさまざまな業種で業務効率を向上せることが可能となります。
業務に必要な情報とツールにハンズフリーでアクセスすることができ、例えば、作業現場のチェックリストの確認や、検査結果の写真や動画の送信、他にも、現場の様子をリアルタイムの動画で見せることなどができるとのこと。
また、本日よりグローバルでオープンベータ版での提供を開始したビデオ会議ソリューション Google Meet「 Google Meet for Glass Enterprise Edition 2」 を活用することで、Glass装着者の視点を体験しながら、会議を通してリアルタイムにコラボレーションが可能。これにより、生産時間の短縮、品質の向上、コスト削減を実現。
「Glass Enterprise Edition 2」は、Qualcomm Snapdragon XR1 プラットフォーム上に構築され、強力なマルチコアCPUと新しい人工知能エンジンを備えており、大幅な省電力、パフォーマンス向上、コンピュータービジョンと高度な機械学習の機能をサポート。一人称視点の動画ストリーミングおよびコラボレーション機能を搭載するほか、高速な充電をサポートする USB-Cポートを備えています。
さらに、「Glass Enterprise Edition 2」はAndroid上で構築されているため、すでに使用しているサービスとAPIを簡単に統合することができ、開発と導入が容易となっています。
「Glass Enterprise Edition 2 」は10万円代後半
国内での販売はNTTドコモと電算システムが請け負い、価格はオープン価格となっており、10万円台後半と想定されています。
現在、「ドコモ 5G オープンパートナープログラム」に加入していることや「ビジネス d アカウント」を1アカウント以上発行しているなどの一定の条件を満たした法人には、先着200社に対し、1社1台特別価格の9万8,000円で提供する「Glass Enterprise Edition 2 トライアルキャンペーン」が開催されています。このキャンペーンは、なくなり次第終了となっています。
Glass Enterprise Edition 2の製品仕様
サイズ(フレームなし) | 212mm(高さ)×57mm(幅)×29mm(厚さ) |
重量(フレームなし) | 46g |
CPU | Qualcomm Snapdragon XR1 |
OS | Android 8.1(Oreo) |
内部メモリ | 3GB/ 32GB |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/g/b/n/ac、デュアルバンド |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
カメラ | 800万画素、83° DFOV |
ディスプレイ | 640×360 ピクセル Optical Display Module |
オーディオ | モノラルスピーカー、USBオーディオ、Bluetoothオーディオ |
マイク | 3 ビームフォーミングマイク |
電源仕様 | USB Type-C、Power Delivery (PD)、USB 2.0 480 Mbps |
タッチ | マルチタッチパッドジェスチャ |
バッテリー | 800mAh 急速充電 |
防塵防滴レベル | IP53 |
sourceGoogle Japan Blog: Glass Enterprise Edition 2 を法人向けに来月販売開始