Googleは、今年5月に開催した「Google I/O 22」において紹介した次世代ARメガネの実世界でのテストを来月から実施することを発表しました。
Googleは、ラボ環境でのみテストすることには制限があるため、実世界でのテストを行うことによって、デバイスが日常生活の中でどのように役立つかをよりよく理解できるようになるとしており、ARナビゲーションなどのエクスペリエンスを開発する際に、天気や混雑した交差点などの要素を考慮に入れることが可能となるとのこと。
テストは米国の一部の地域の公共の場で数十人のGoogle社員が着用するARプロトタイプを使用して行われ、これらのプロトタイプには、レンズ内ディスプレイ、マイク、カメラが含まれますが、実行できることには制限があり、写真やビデオ撮影をサポートしていませんが、画像データを使用して、目の前のメニューを翻訳したり、近くのコーヒーショップへの道順を示したりすることができるとのこと。
Googleは、テスターとその周囲の人々のプライバシーを確保することに重点を置いて、ゆっくりとテストを進めていくとのことで、製品の発売まではもう少し時間かかかりそうです。
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