Appleは5月25日、iPhone用のソフトウェア・アップデートを更新し「iOS 14.6」を正式にリリースしました。
「iOS 14.6」では、スペシャルイベント「Spring Loaded.」において、発表されたPodcastのサブスクリプション機能に対応した他、各種不具合の修正が行われています。
「iOS 14.6」のリリースノートは以下のとおりとなっています。
「iOS 14.6」のリリースノート
Podcast
- チャンネルまたは個別の番組のサブスクリプションに対応
AirTagと“探す”
- AirTagおよび“探す”ネットワークアクセサリで電話番号の代わりにメールアドレスを追加する紛失モードのオプションを追加
- NFC対応デバイスでタップすると、AirTagが所有者の電話番号の一部を隠して表示
アクセシビリティ
- 音声コントロールのユーザは、再起動後の初回ロック解除時に、音声のみを使用してiPhoneのロックを解除可能
問題の修正
- Apple Watchで“iPhoneをロック”を使用したあとに“Apple Watchでロック解除”が動作しない場合がある問題
- リマインダーが空白行として表示される場合がある問題
- “設定”で着信拒否の機能拡張が表示されないことがある問題
- Bluetoothデバイスで、通話中に切断されたり、別のデバイスにオーディオが送信されたりすることがあった問題
- iPhoneの起動時にパフォーマンスが低下する場合がある問題
「ショートカット」機能が高速化に
その他、9to5Macによると「iOS 14.6」は、TwitterとRedditの一部のユーザーによってiPhoneの「ショートカット」機能が高速化されていると報告されているとのこと。
それらの報告によると700アクションのショートカットが「iOS 14.5」で実行されるのに約30秒かかっていましたが、「iOS14.6」ではわずか13秒で実行されたとのこと。
また、9to5Macの検証では、「iOS 14.5.1」を搭載した「iPhone 12 Pro Max」で380アクションのショートカットを実行したところ8秒で完了しましたが、今回アップデートされた「iOS14.6」を搭載した「iPhone 12 Pro Max」ではショートカットを実行完了するまでに4秒と半分の時間に短縮されたとのことです。
なお、アップデートはiPhoneの「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行う事が可能ですが、必ずバックアップをした後に行うようにしましょう。
source9to5Mac