Appleは、スペシャルイベント「Spring Loaded.」において、新型「iPad Pro」を正式発表しました。
同イベントで発表された新型iMacと同じく「M1」チップを搭載し、CPUは8コアで50%、グラフィックは40%高速化されています。11インチと12.9インチのうち12.9インチのみミニLEDパネルのLiquid Retina XDRディスプレイが搭載されます。また、Wi-Fi + Cellularモデルは5G対応となっています。
価格は11インチが、94,800円 (税込)からで、12.9インチが129,800円 (税込)からとなっており、4月30日から予約が開始され、5月後半発売予定となっています。
以下新型iPad Proの特徴を簡単にまとめます。
新型iPad Proの特徴まとめ
本体カラー
本体カラーは11インチと12.9インチともに以下の2色展開となっています。また、Magic Keyboardのホワイトモデルを発表しています。
- シルバー
- スペースグレイ
本体サイズ
11インチ
- 178.5 x 247.6 x 5.9mm
- 466g(Wi-Fiモデル)、468g(Wi-Fi + Cellularモデル)
12.9インチ
- 214.9 x 280.6 x 6.4mm
- 682g(Wi-Fiモデル)、684g(Wi-Fi + Cellularモデル)
ストレージ
ストレージ容量は11インチと12.9インチともに以下のラインナップとなっています。
- 128GB
- 256GB
- 512GB
- 1TB
- 2TB
ディスプレイ
ディスプレイについては12.9インチのみミニLEDパネルのLiquid Retina XDRディスプレイが搭載されており、以下のようになっています。なお、11インチと12.9インチともにApple Pencil
11インチ
- Liquid Retinaディスプレイ
- IPSテクノロジー搭載11インチ(対角)LEDバックライト Multi‑Touch
ディスプレイ - 2,388 x 1,668ピクセル解像度、264ppi
- ProMotionテクノロジー
- 広色域ディスプレイ(P3)
- True Toneディスプレイ
- 耐指紋性撥油コーティング
- フルラミネーションディスプレイ
- 反射防止コーティング
- 1.8%の反射率
- 最大輝度600ニト
- Apple Pencil(第2世代)
- 12.9インチ
- Liquid Retina XDRディスプレイ
- IPSテクノロジー搭載12.9インチ(対角)ミニLEDバックライトMulti-Touchディスプレイ
- 2,596分割直下型ローカルディミングゾーンを採用した2Dバックライトシステム
- 2,732 x 2,048ピクセル解像度、264ppi
- ProMotionテクノロジー
- 広色域ディスプレイ(P3)
- True Toneディスプレイ
- 耐指紋性撥油コーティング
- フルラミネーションディスプレイ
- 反射防止コーティング
- 1.8%の反射率
- 最大輝度600ニト
- フルスクリーンの最大輝度1,000ニト、ピーク輝度1,600ニト(HDR)
- 1,000,000:1コントラスト比
- Apple Pencil(第2世代)
チップ
チップは11インチと12.9インチともにM1チップが搭載されています。
- Apple M1チップ
- 8コアCPU
- 8コアGPU
- 16コアNeural Engine
- 8GB RAM:128GB、256GB、512GBストレージ搭載モデル
- 16GB RAM:1TBまたは2TBストレージ搭載モデル
カメラ
新型iPad Proの内向きカメラ(TrueDepthカメラ)には、超広角レンズが搭載されており、広い視野角によりズームアウトした撮影が可能となっています。
新機能では撮影しているユーザーを常に中心に配置する「センターステージ」が追加され、人数が増えると自動的に画角を広げ調整されるようになっています。
リアカメラ
- Proのカメラシステム:広角カメラと超広角カメラ
- 広角:12MP、ƒ/1.8絞り値
- 超広角:10MP、ƒ/2.4絞り値、125°視野角
- 2倍の光学ズームアウト
- 最大5倍のデジタルズーム
- 5枚構成のレンズ(広角と超広角)
- より明るいTrue Toneフラッシュ
- パノラマ(最大63MP)
- サファイアクリスタル製レンズカバー
- Focus Pixelsを使ったオートフォーカス(広角)
- スマートHDR 3
- 写真とLive Photosの広色域キャプチャ
- レンズ補正(超広角)
- 高度な赤目修正
- 写真へのジオタグ添付
- 自動手ぶれ補正
- バーストモード
- 画像撮影フォーマット:HEIF、JPEG
TrueDepthカメラ
- 12MP超広角カメラ、122°視野角
- ƒ/2.4絞り値
- 進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード
- 6つのエフェクトを備えたポートレートライティング(自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)、ハイキー照明(モノ)
- アニ文字とミー文字
- スマートHDR 3
- 1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps)
- 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ
- ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大30fps)
- 映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p)
- 写真とLive Photosの広色域キャプチャ
- レンズ補正
- Retina Flash
- 自動手ぶれ補正
- バーストモード
バッテリー
- 全モデルWi-Fi利用時はインターネット利用及びビデオ再生が最大10時間
- Wi-Fi&Cellularモデルでの携帯電話データネットワークでのインターネット利用は最大9時間
Thunderbolt / USB 4ポート
USB-CポートはThunderbolt / USB 4ポートとなっており、M1 Macと同じ外部ポートとなっています。
Face ID
生体認証はFace IDでTrueDepthカメラによる顔認識となっており、iPadのロック解除やiTunes Store、App Store、Apple Booksでの購入が可能となっています。
さいごに
今回の発表で初めてApple M1チップを搭載したiPadの登場となりました。ここまで来るとほぼMacと変わらないような気もしてきます。何せ、12.9インチiPad Proの2TBになると261,800円と簡単に手が出せる範囲ではなくなっています。
iPad Proのようなハイエンドモデルと無印iPad等の安価モデルで性能の差がはっきりしてきたので、購入の際は自分の用途に合ったものを選択するようにしましょう。
なお、4月30日から予約が開始され、5月後半発売開始となっています。