Adobeが本日6月11日、AIを活用した無料カメラアプリ「Adobe Photoshop Camera」をリリースしました。iOSとAndroid用ともにリリースされています。
このカメラアプリの特徴は、AdobeのAIプラットフォーム「Adobe Sensei」を活用し被写体を分析する事で撮影シーンに最適なフィルターやエフェクトを提示するというもの。また、Photoshopのエフェクトを撮影時に適用し撮影する事が可能です。
「Adobe Photoshop Camera」の使い方
「Adobe Photoshop Camera」を使うためには、Adobeのアカウントが必要となるので作成します。
「Adobe Photoshop Camera」の始め方
「Adobe Photoshop Camera」をダウンロードし起動するとチュートリアル画像が出てきます。
特徴の説明となっているのでここはスキップしても問題ありません。
次にアカウントの入力画面になるのでAdobeのアカウントをすでに持っている場合はログインを。新規登録する場合はメールアドレスを入力しアカウントを作成します。なお、Facebook、Google、Appleのアカウントでもログインが可能となっています。
「Adobe Photoshop Camera」のカメラの使い方
次にカメラの使い方です。
カメラを起動するとすぐに撮影する事もできますが、様々なエフェクトを使用する事ができます。
- 画像ノイズ
- 人物
- 風景
- 食品
- 二色
などのエフェクト以外にもビリー・アイリッシュのエフェクトなどユニークなものまで80種類以上のエフェクトが用意されています。私はアートっぽくなる写真の二色が気に入っています。
エフェクトは下の方に選択画面があり、いちばん右端にいくと「さらに追加」という項目があるのでここで追加したいエフェクトを探す事ができます。
撮影した写真はPsCスタジオに保存され後で加工も可能
撮影した写真はシャッターボタンの横にあるPsCスタジオから確認する事ができます。
撮影した写真をここのレンズでエフェクトを選択したり右上の調整から画像の調節も可能です。また、カメラロールという項目から端末にあるこれまでに撮影した過去の写真の加工もできます。「Adobe Photoshop Camera」以外のカメラアプリで撮った写真も加工可能です。
加工が終了すると右下のアイコンから端末にダウンロードする事ができます。
こちらは先程のログインのスクショを画像ノイズのエフェクトで加工したものです。サイバーっぽい加工が一瞬でできてしまいます。こんな感じで過去の写真も簡単にエフェクトを楽しむ事ができます。また、Adobeの他のアプリに切り替えて加工する事もできます。
Adobe Photoshop Cameraの設定とストレージ容量の確認、追加方法
アプリの設定は真ん中にある「…」をタップします。
「…」をタップすると写真サイズの変更、フラッシュのオンオフ、設定の3項目があります。
設定のアカウントをタップするとストレージ容量の確認ができます。
無料アカウントの場合、ストレージは2Gまで使用可能となっています。ストレージ容量を増やしたい時は「さらにストレージを取得」からストレージを購入する事が可能です。月額200円で20Gの容量を追加する事ができます。Apple IDから引き落とされる仕組みです。
実際には端末にダウンロードした後にPsCスタジオから削除してしまえばストレージ容量を追加しなくても充分使えます。
「Adobe Photoshop Camera」を使ってみた感想。いい所と改善して欲しいところ
手軽に本格的な加工を楽しむ事ができてかなり有用なアプリだと感じました。これで無料とは驚きです。特に人物画像では周囲をうまくボカしてくれて人を引き立ててくれます。このアプリがあれば加工アプリはもう必要ないとまで思うくらいよくできたアプリです。
- 様々な加工が簡単にできる
- 抜群のボケ具合を自動的に再現してくれる
- 過去の写真も加工できる
- 無料で使える
イマイチだと思ったところは、少しアプリが重たく動きがもたつく感じがする所とアプリを起動した時にインカメになっている所です。インカメになっているといちいちカメラを切り替える必要があります。アプリを起動するたびに自分が写っているのは何か落ち着きません。ここはインカメである必要はない気がします。
- アプリが重たくて動きがもたつく時がある
- 起動するとインカメになっている
さいごに
無料でここまでの事ができるカメラアプリはなかなかありません。無音撮影が可能なMicrosoftのカメラも優秀ですが、ヒケをとっていないおすすめカメラアプリです。是非お試しを。
Photoshop Camera