Appleは、2024年5月7日に開催された発表イベント「Let Loose.」において、新型「iPad Pro」を発表しています。
11インチと13インチの2サイズで、どちらのサイズも、タンデムOLEDテクノロジーを採用した新しい「Ultra Retina XDRディスプレイ」を搭載しており、SDRとHDRのコンテンツで1,000ニトのフルスクリーン輝度に対応し、HDRでは1,600ニトのピーク輝度に対応しています。
さらに、ナノメートル単位の精度でエッチングが施され、画質とコントラストを保ちながら周囲の光を拡散させ、映り込みを減らす「Nano-textureガラス」のオプションが初めて導入されています。
チップはM4チップが搭載され、256GBと512GBモデルは、9コアCPU+10コアGPU+8GB RAM、1TBと2TBモデルは、10コアCPU+10コアGPU+16GB RAMの構成となっています。また、ワットあたりのパフォーマンスは業界トップクラスで、AIを処理するNeural Engineも強化されています。
リアカメラは12MP広角カメラで4K ProRes動画撮影に対応し、4つのマイクとLiDARスキャナを搭載しています。また、新しいアダプティブTrue Toneフラッシュは書類などをより高品質に撮影出来るようになります。
フロントカメラはセンターフレームに対応した超広角12MPカメラで横向きにしたときに上部になる位置に配置されています。
11インチモデルは5.3mmの薄さ、13インチモデルはさらに薄い5.1mmの薄さでありながら、どちらのモデルも前世代のデザインと同じ強度を備えています。
本体重量は、11インチモデルが444g、13インチモデルは前世代より約100グラム軽い579gとなっています。
Thunderbolt 3とUSB 4に対応した高性能なUSB-Cコネクタを搭載し、最大40Gb/sの高速の有線接続を提供するほか、Wi-Fi 6Eに対応しており、Wi-Fi + Cellularモデルでは、5Gに対応しています。
M4チップを搭載したiPad Proと、M2チップを搭載したiPad Airに対応する新しい「Apple Pencil Pro」も発表しています。
指で強く押した状態でツールパレットを表示できる「スクイーズ」、軸を回転させてペンツールとブラシツールをコントロールできる「バレルロール」、スクイーズやダブルタップで反応を触覚で返す「触覚フィードバック」を搭載しており、「探す」にも対応しています。
また、新しいiPad Pro用の「Magic Keyboard」も発表しています。
14のファンクションキー列、アルミニウム製パームレスト、触覚フィードバックで反応の良さが一段と向上したより大きいトラックパッドを搭載しています。
新型「iPad Pro」のストレージは256GB、512GB、1TB、2TBの4種類、カラーはシルバーとスペースブラックの2色用意されています。
価格は11インチモデルが168,800円から、13インチモデルが218,800円からとなっており、現在予約受付中で、5月15日(水)より発売開始されます。
Apple Pencil Proは21,800円、Magic Keyboardは11インチ用が49,800円、13インチ用が59,800円となっています。