Appleは、現地時間2022年10月24日、Mac用OSであるmacOSのメジャーアップデート「macOS Ventura」を正式リリースしました。
macOS Venturaは「ステージマネージャ」やiPhoneをウェブカメラとして使えるようになる「連係カメラ」機能が特徴となっています。
macOS Venturaの注目新機能
「macOS Ventura」では、開いているアプリとウインドウを自動的に整理され、ユーザーが作業に集中しながらも、一目ですべてのものを確認できるようになる「ステージマネージャ」が新たに搭載され、ユーザーが作業している現在のウインドウは中央に目立つように表示され、他に開いているウインドウは左側に表示されるので、タスクをすばやく簡単に切り替えることが可能となっています。
iPhoneをウェブカメラとして使えるようになる「連係カメラ」機能を新たに搭載。近くにiPhoneがある場合、iPhoneのスリープ解除や選択をしなくても、iPhoneのカメラを自動的に認識して使うことができます。また、iPhoneがワイヤレスでMacに接続できるので柔軟性が向上します。なお、この連係カメラの機能はiPhone XR以降のデバイスが対応となっています。
ニュースリリースmacOS Ventura、提供開始 – Apple (日本)
macOS Ventura対応Macデバイス
macOS Venturaに対応しているMacデバイスは以下の通りとなっています。
- iMac:2017以降
- Mac Pro:2019以降
- iMac Pro:2017
- Mac Studio:2022
- Mac mini:2018以降
- MacBook Air:2018以降
- MacBook:2017以降
- MacBook Pro:2017以降
macOS Venturaにまだアップデートしない方には旧バージョンのセキュリティアップデートも
OSの最新バージョンは様々な不具合が発生したり、アプリが未対応などもあるため、しばらく様子をみてからアップデートをしようと考えている方やデバイスが対応していない方には、旧バージョンのセキュリティアップデート「macOS Big Sur 11.7.1」および「macOS Monterey 12.6.1」も同日にリリースされています。
それぞれ、リモートユーザーがアプリを予期せず終了させたり、任意のコードを実行したりする可能性がある問題や、root権限を持つアプリが個人情報にアクセスできる可能性がある問題などの脆弱性が解消されています。
旧バージョンを使用するMacユーザーもアップデートするようにしましょう。
参考About the security content of macOS Big Sur 11.7.1 – Apple サポート (日本)
参考About the security content of macOS Monterey 12.6.1 – Apple サポート (日本)