BloombergのMark Gurmanがニュースレター「Power On」の最新版において、6月に開催される「WWDC24」で発表するAI機能についてレポートしています。
レポートによると、Appleは「WWDC24」の基調講演の大部分をAI機能の紹介にあてる準備を進めているとのことで、AppleのAI機能は、一般ユーザーに使いやすい実用的なツールを提供することに重点を置いており、以下の新機能を提供するとのこと。
- 写真のレタッチ
- ボイスメモの文字起こし
- メール・メッセージへの返信の提案
- ユーザーのメッセージ内容に基づいて既存の絵文字にはないカスタム絵文字を自動生成する機能
- Spotlight検索の高速化
- Safariのウェブ検索の改善
- より自然な対話が可能になるSiri
- Apple Watch向けに設計された高度なバージョンのSiriで「外出先でのタスク」を最適化
- 見逃した通知やメッセージ、Webページ、ニュース記事、ドキュメント、メモなどの要約機能
- Xcode用の開発者ツールの強化
AppleのAI機能は、処理能力をあまり使わない機能に関してはデバイス上で処理され、より処理能力を必要とする機能はクラウド経由で動作するとのことで、プライバシー上での利点をアピールすることが見込まれます。
さらに、Appleは、米国OpenAI社とパートナーシップを締結するとみられており、「WWDC24」で「ChatGPT」とのAI技術の統合に関しての発表が見込まれるとのこと。
なお、オプションとしてGoogleの「Gemini」を提供するために、Googleとも交渉を進めているとのことですが「WWDC24」での発表はないとのことです。
また、AI機能とは別の機能として、iOS18では「iPhone」のホーム画面のカスタマイズ機能が導入され、ユーザーはアプリのアイコンの色を変えたり、アイコンを好きな場所に配置したりできるようになるとのことです。