Appleは、現地時間2023年10月25日、「iOS 17.1」をリリースしています。
「iOS 17.1」では、AirDropの通信範囲外に移動してもインターネット経由でAirDropの転送を継続できる機能が導入されるほか、iPhoneでのスタンバイ、Apple Music、およびその他の機能の向上、バグ修正、およびセキュリティアップデートが含まれています。
「iOS 17.1」での具体的な変更点は以下の通り。
- AirDrop:AirDropの通信範囲外に移動してもインターネット経由でAirDropの転送を継続可能
- スタンバイ:ディスプレイをオフにするタイミングを制御する新しいオプションの追加(iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max、iPhone 15 Pro、およびiPhone 15 Pro Max)
- Apple Music:お気に入り登録が、曲、アルバム、プレイリストに拡張され、ライブラリ内のお気に入りにフィルタを適用して表示することが可能
- Apple Music:プレイリストのミュージックに合わせてカラーが変わる新しいカバーアートコレクションが追加
- Apple Music:すべてのプレイリストの下に曲の提案が表示されるようになり、プレイリストの雰囲気に合ったミュージックを簡単に追加することが可能
- ロック画面の“写真シャッフル”用に特定のアルバムを選択することが可能
- ホームキーがMatter対応ロックに対応
- スクリーンタイムの設定をすべてのデバイスで同期するときの信頼性が向上
- Apple Watchを移行したときや初めてペアリングしたときに、“利用頻度の高い場所”のプライバシー設定がリセットされることがある問題を修正
- 通話中に別の人から着信があった場合にその人の名前が表示されないことがある問題を解決
- カスタマイズおよび購入した着信音がメッセージ着信音のオプションとして表示されないことがある問題に対応
- キーボードの反応が遅くなることがある問題を修正
- 衝突事故検出の最適化(iPhone 14およびiPhone 15のすべてのモデル)
- 表示された画像の残像がしばらく消えない問題を修正
この他、セキュリティ関連では、Siriを使用して機密性の高いユーザーデータにアクセスできる問題や、攻撃者が認証なしでパスキーにアクセスできる可能性がある問題のほか連絡先アプリにおいてユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある問題など合計18の脆弱性が解消されています。
参考iOS 17.1およびiPadOS 17.1のセキュリティ内容について – Apple サポート
本アップデートの対象デバイスは、iPhone XS以降。アップデートは無償で、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行う事が可能です。