Appleは、現地時間2023年12月11日、「macOS Sonoma 14」の最新版「macOS Sonoma 14.2」をリリースしています。
「macOS Sonoma 14.2」では、PDFの自動入力の機能強化および“メッセージ”と“天気”の改善が含まれるほか、Mac用のその他の機能、バグ修正、およびセキュリティアップデートが含まれています。
「macOS Sonoma 14.2」の新機能
「macOS Sonoma 14.2」の新機能は以下の通り。
- 自動入力の機能強化により、PDFやその他のフォームのフィールドを識別して、連絡先から名前や住所などの情報を入力することが可能
メッセージ
- キャッチアップの矢印を使用すると、右上隅に表示される矢印をクリックして、チャットの中にある最初の未読メッセージに簡単にジャンプすることが可能
- コンテクストメニューで“ステッカーに追加”オプションを選択して、吹き出しにステッカーを直接追加することが可能
- 連絡先キー確認で、膨大な数のデジタル脅威にさらされている人向けに、意図した相手とのみメッセージをやり取りしていることを確認するための自動通知と連絡先確認コードを提供
天気
- 降水量”の表示で、今後10日間の特定の日の雨や雪の状況を把握することが可能
- 新しいウィジェットで、今後1時間の降水、日別天気予報、日の出と日の入の時刻のほか、空気質、体感温度、風速などの現在の気象状況の表示を選択可能
- 風の地図のスナップショットを使用すると、風のパターンを素早く見極め、マップオーバーレイのアニメーションにアクセスして、今後24時間に予想される風の状況に備えることが可能
時計
- 複数のタイマーを同時に実行したり、タイマーごとに名前を付けたりすることが可能
- タイマーのプリセットを使用すると、さまざまなプリセットオプションで素早くタイマーを開始することが可能
- “最近の項目”から最近使用したタイマーを簡単に再開することが可能
その他新機能
- Apple Musicで“お気に入りの曲”プレイリストを使用して、お気に入りに指定した曲に素早く戻ることが可能
- 集中モードからApple Musicの“視聴履歴を使用”を無効にして、再生したミュージックが“最近再生した項目”に表示されないようにしたり、おすすめに反映されないようにすることが可能
- “Shazamミュージック認識”により、AirPodsを装着していても、オンラインや周囲で流れている曲を素早く識別
- 新しいキーボードレイアウトがさらに7種類のサーミ語に対応
「macOS Sonoma 14.2」のセキュリティアップデート内容
セキュリティ面では、アカウントでアプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある問題や、Bluetoothでネットワーク上の特権的な立場にいる攻撃者が、キーボードを偽装してキーストロークを挿入できる可能性がある問題のほか、リモートユーザーにより、アプリが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある問題など、計22の脆弱性が解消されています。
参考macOS Sonoma 14.2 のセキュリティ内容について – Apple サポート
「macOS Sonoma」の対応Macは以下の通り。
- iMac(2019以降)
- Mac Pro(2019以降)
- iMac Pro(2017)
- Mac Studio(2022以降)
- MacBook Air(2018以降)
- Mac mini(2018以降)
- MacBook Pro(2018以降)
対象デバイスで「macOS Sonoma」を利用しているユーザーは、→「システム環境設定」→「ソフトウェア・アップデート」から無償でアップデートを行う事が可能です。