Apple、iPadとMac用のビデオ制作用アプリ「Final Cut Pro」の新バージョンをリリース

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Final Cut Pro

Appleは、現地時間2024年6月20日、iPadとMac用のビデオ制作用アプリ「Final Cut Pro」の新バージョンをリリースしています。

iPad用Final Cut Pro 2

iPad用Final Cut Pro 2では、新しくリリースされたビデオ撮影用アプリ「Final Cut Camera」を使用して、最大4台のiPhoneとiPadをワイヤレスで接続してプレビューできる新機能「ライブマルチカム」が利用可能。

また、M4チップ搭載の「iPad Pro」の機能を最大限に引き出し、最大2倍高速なレンダリングを可能にし、M1よりも最大4倍のProRes RAWストリームをサポートします。

この他、Thunderbolt対応の外付けドライブに接続し、内部ストレージスペースを占有することなく、新しいプロジェクトを作成したり、既存のプロジェクトを開いたりすることもできる外部プロジェクトをサポートしています。

さらに、iPad用Final Cut Pro 2では、「Apple Pencil Pro」もサポートしています。

  • iPadまたはiPhoneのFinal Cut Cameraに接続し、ライブマルチカムを使用して同時に最大4つのアングルを録画できます。
  • 接続した外部ストレージデバイス上でプロジェクトを簡単に作成および編集できます。
  • プロカメラモードでシャッター速度とISOのコントロールを使って、露出を調整できます。
  • フォーカスピーキングを有効にすると、録画中の映像が鮮明になります。
  • 12の新しいカラーグレーディングプリセット、6つのダイナミックグリッチ背景、20のサウンドトラック、8つの基本テキストタイトルなどを使って、ビデオを洗練させましょう。

Final Cut Pro 10.8

Mac用のFinal Cut Pro 10.8では、Appleシリコンを活用した新しいAI機能「ライトとカラーの補正エフェクト」と「スローモーションをスムージング」が登場しています。

  • 機械学習による新しい「ライトとカラーの補正エフェクト」を使用して、ビデオや静止画像のカラー、カラーバランス、コントラスト、およびブライトネスを自動的に向上させます。
  • Appleシリコンを搭載したMacの機種で「スローモーションをスムージング」を有効にすると、AIにより強化されたアルゴリズムを使ってすばらしいスローモーション映像を作成できます。
  • インスペクタで色補正とビデオエフェクトの名前を変更して整理することができます。
  • エフェクトをインスペクタからタイムラインまたはビューア内のほかのクリップに直接ドラッグできます。
  • タイムラインインデックスで新しいフィルタを使用すると、オーディオエフェクト、ビデオエフェクト、リタイミングの変更、見つからないメディア、または見つからないエフェクトがあるクリップを素早く特定できます。
  • リール、シーン、カメラアングル、カメラ名、カスタムメタデータ、またはエフェクト名でタイムラインインデックスを検索できます。
    新しい「次で始まる」と「次で終わる」検索条件を使用して、ブラウザでクリップを検索できます。
  • 逆再生中のタイムラインのスクロール動作が改善されました。

iPad用Final Cut Pro 2とMac用のFinal Cut Pro 10.8は、既存ユーザーは無料でアップデートが可能。

新規ユーザーの場合、iPad用Final Cut Proは、月額700円または年間7,000円のサブスクリプション制となっており、Mac用Final Cut Proは、45,000円の買い切りとなっています。

iPad用Final Cut Pro
Mac用のFinal Cut Pro

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