DigiTimesが、「iPhone 16 Pro」では、「iPhone 15 Pro Max」で採用されたテトラプリズム望遠レンズを導入すると伝えています。
業界情報筋からの話では、台湾のレンズメーカーであるLargan PrecisionとGenius Electronic Optical(GSEO)が、「iPhone 16 Pro」のテトラプリズムカメラコンポーネントの主要サプライヤーとなる見込みで、両社が「iPhone 16 Pro/Pro Max」のリリースに備えて生産を強化しているとのこと。
Largan Precisionは、「iPhone 15 Pro Max」用としてテトラプリズム望遠レンズを供給した実績があり、「iPhone 16 Pro/Pro Max」においても大部分の供給を担うと見られています。
今回新規参入したGenius Electronic Optical(GSEO)は、現在同社が作成したテトラプリズムレンズの検証を行っている段階で、必要なテストをクリアすると、7月中旬より生産を開始する予定とのこと。
2023年にリリースした「iPhone 15」ではPro Maxのみに採用されていたテトラプリズム望遠レンズを「iPhone 16」では、Pro Maxに加えてProにも採用することから、供給量の増加に対応するため、新たにGenius Electronic Optical社をサプライヤーとして加えたと見られます。
「iPhone 15 Pro Max」で採用されたテトラプリズム望遠レンズは、焦点距離120mmで5倍の光学ズームを提供し、クローズアップ写真や離れた距離での動作の撮影に最適となっているほか、優れた手ぶれ補正システムを備えています。