Appleは、現地時間3月14日、iPhone用OSであるiOSの最新版「iOS 15.4」をリリースしています。
iOS 15.4では、iPhone 12以降を対象に、マスクを着用したままFace IDでロックを解除できる機能が追加されています。この他、新しい絵文字の追加やSharePlayのセッションを対応Appから直接開始できるオプションが追加され、iPhone用のその他の機能およびバグ修正も含まれています。
今回のアップデートの変更点は以下の通り。
iOS 15.4で変わったところ
Face ID
- iPhone 12以降で、マスクを着用したままFace IDを使用できるオプション
- Apple Pay、およびSafariとApp内のパスワード自動入力で、マスクを着用したままFace IDを使用可能
絵文字
- 絵文字キーボードで、顔の表情、手のジェスチャー、調度品などの新しい絵文字を使用可能
- 握手の絵文字で、それぞれの手に別々のスキントーンを選択可能
FaceTime
- SharePlayのセッションを対応Appから直接開始可能
Siri
- iPhone XS、iPhone XR、iPhone 11以降では、オフラインの間もSiriが日付と時刻の情報を応答可能
ワクチン接種カード
- “ヘルスケア”がEUデジタルCOVID証明書に対応し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種、検査結果、および回復状況の検証可能な記録をダウンロードして保存可能
- Appleウォレットの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種カードがEUデジタルCOVID証明書の書式に対応
その他の変更点
- SafariのWebページ翻訳機能がイタリア語と中国語(繁体字)に対応
- Podcast Appにエピソードフィルタが追加され、シーズンや再生済み、未再生、保存済み、またはダウンロード済みのエピソードを絞り込み可能
- iCloudのカスタムメールドメインを“設定”から管理可能
- “ショートカット”が“リマインダー”とのタグの追加/削除/検索に対応
- “緊急SOS”の設定をすべてのユーザを対象に“長押しして通報”を使用するように変更。“5回押して通報”は“緊急SOS”の設定のオプションとして今後も利用可能
- “拡大鏡”のクローズアップ機能で、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxの超広角カメラを使用して小さなものを見やすくすることが可能
- “設定”で保存済みのパスワードに自分用のメモを追加可能
バグ修正
本アップデートでは、以下の問題を修正しています。
- キーボードで入力した数字の間にピリオドが挿入される場合がある問題
- 写真とビデオがiCloud写真ライブラリに同期されない場合がある問題
- “ブック” App内で“画面の読み上げ”のアクセシビリティ機能が予期せず終了する場合がある問題
- コントロールセンターでライブリスニングをオフに切り替えてもオフにならないことがある問題
sourceiOS 15 のアップデートについて – Apple サポート (日本)
iPhone 12以降を使用するユーザーはすぐにアップデートを
今回のアップデートでは、多くのユーザーが待ち望んでいたマスクをしたままFace IDのロック解除が可能となりました。
iPhone 12以降を使用しているユーザーは便利になることは間違いないので、早めにアップデートしておきましょう。
なお、iOS 15.4へのアップデートはiPhone 6s 以降のデバイスが対応しています。
アップデートは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行う事が可能ですが、必ずバックアップをした後に行うようにしましょう。