Apple、Apple Watchの機能改善が含まれる「watchOS 9.4」を正式リリース ー脆弱性を解消するセキュリティアップデートも

watchOS 9の特徴

Appleは、現地時間2023年3月27日、Apple Watch用OSの最新版「watchOS 9.4」を正式にリリースしました。

「watchOS 9.4」には、Apple Watchの機能改善及び新たな地域で機能が使用できるようになります。

  • 睡眠中の意図しない目覚ましアラームの取り消しを防止するために、“カバーして消音”ジェスチャを無効化
  • 周期記録の過去に遡った排卵の推定と周期の偏差の通知が、モルドバとウクライナに対応
  • “心房細動履歴”が、コロンビア、マレーシア、モルドバ、タイ、およびウクライナで使用可能

この他、セキュリティアップデート関連では、悪意を持って作成されたカレンダーの出席依頼を読み込むと、ユーザ情報を密かに抽出される可能性がある問題やApp がユーザの連絡先に関する情報にアクセスできる可能性がある問題など計16の脆弱性が解消されています。

セキュリティアップデートの詳細は以下リンクから確認できます。

公式watchOS 9.4 のセキュリティコンテンツについて – Apple サポート (日本)

なお、本アップデートはApple Watch Series 4 以降のデバイスが対象でiOS 16.4を実行しているiPhoneが必要となっています。

Apple Watchのアップデートは、iPhoneの「Watchアプリ」「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行う事が可能です。

なお、watchOSをアップデートするためのApple Watchの条件は以下のとおりとなっています。

  • Apple WatchがiPhoneの通信圏内にある
  • Apple Watchが充電器に接続されている
  • Apple Watchが50%以上充電されている